紫外線対策といえば、日焼け止めや帽子が一般的ですが、実は目を守ることも重要です。目が紫外線にさらされると、視力の低下や目の病気につながるリスクが高まります。今回は、サングラスを使った目の紫外線対策について、新常識として押さえておきたいポイントを紹介します。
1. 紫外線が目に与える影響
目に対する紫外線の危険性
- 白内障のリスク:紫外線は目の水晶体にダメージを与え、白内障のリスクを高めます。
- 翼状片:紫外線に長時間さらされると、結膜に異常な組織が発生し、翼状片と呼ばれる状態になることがあります。
- 黄斑変性症:長期的に強い紫外線を浴びると、網膜の中心部にある黄斑がダメージを受け、視力が低下する可能性があります。
目から紫外線が体内に影響を与える
- 皮膚の老化:目から入った紫外線が脳に信号を送り、皮膚のメラニン生成を促進することがあります。
- 免疫力の低下:紫外線は免疫システムに影響を与え、病気にかかりやすくなることも。
2. サングラスの選び方
UVカット効果を確認
- UV400表示:UV400と表示されたサングラスは、99.9%の紫外線をカットします。これが目をしっかり守るための基準となります。
- 色の濃さではなく、UVカット機能を重視:レンズの色が濃くても、UVカット効果がなければ紫外線対策にはなりません。必ずUVカット機能の有無を確認しましょう。
フィット感とデザインの重要性
- 顔にフィットするデザイン:隙間から紫外線が入り込まないよう、顔にフィットするサングラスを選びます。大きめのレンズや、顔のカーブに合わせたデザインがおすすめです。
- 偏光レンズ:偏光レンズは、眩しさを抑える効果があり、特に海やスキー場などで効果を発揮します。
3. サングラスの正しい使い方
屋外での常用を心がける
- 外出時は必ず着用:夏場はもちろん、春や秋、さらには曇りの日でも紫外線は降り注いでいます。外出時は必ずサングラスを着用する習慣をつけましょう。
- 子供用サングラスの活用:子供の目は特にデリケートなので、UVカット機能のある子供用サングラスを使うことが推奨されます。
保管とメンテナンス
- 傷や汚れに注意:サングラスのレンズに傷や汚れがあると、視界が悪くなるだけでなく、紫外線防御効果も低下します。使用後は専用のケースに入れて保管し、定期的にクリーニングしましょう。
4. 目以外の紫外線対策
帽子や日傘との併用
- つば広の帽子:顔全体を守るため、つばが広い帽子を着用すると効果的です。
- UVカットの日傘:日傘を使うことで、目や顔だけでなく、全身の紫外線対策も可能です。
健康な目を保つための食生活
- ビタミンA:人参やほうれん草に含まれるビタミンAは、視力を保ち、目の健康を促進します。
- ルテイン:ケールやブロッコリーに含まれるルテインは、紫外線から目を保護する効果があります。
まとめ
サングラスは、単なるファッションアイテムではなく、目を紫外線から守るための重要なアイテムです。UVカット機能のあるサングラスを選び、正しく使うことで、視力を守り、目の健康を保つことができます。夏だけでなく、年間を通じてサングラスを活用し、目の紫外線対策を万全にしていきましょう。